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非ホジキンリンパ腫

著者: 渡辺隆 三重大学大学院医学系研究科 個別化がん免疫治療学

監修: 木崎昌弘 埼玉医科大学総合医療センター

著者校正済:2021/02/03
現在監修レビュー中


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概要・推奨  

  1. びまん性大細胞型B細胞リンパ腫において予後不良とされる60歳以上の高齢者に対して、CHOP療法にリツキシマブを上乗せすることによって生命予後が改善される(推奨度1)
  1. 予後不良因子をもたない60歳以下の若年者びまん性大細胞型B細胞リンパ腫においてもCHOP療法にリツキシマブを併用したほうが生命予後の改善が得られる(推奨度1)
  1. リツキシマブ登場以前には、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の限局期患者においてはCHOP療法のサイクル数を減らして追加放射線治療が推奨された(推奨度2)
  1. 高齢者に対してはR-CHOP療法は8サイクルでなく6サイクルが推奨される(推奨度2)
  1. 80歳以上の高齢者びまん性大細胞型B細胞リンパ腫のリツキシマブを併用したCHOP療法において、化学療法剤を若年者の約半量にすることにより、安全に有効な治療ができる(推奨度2)
  1. 診断時中枢神経系浸潤を伴わない血管内大細胞型B細胞リンパ腫患者にはR-CHOP療法に中枢神経系予防として大量メソトレキセートと髄注を加えた治療法が有効である(推奨度2)
  1. 抗CD19キメラ抗原受容体T細胞療法は治療抵抗性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫患者に対し、奏効割合が高く、持続性効果がある(推奨度2)
  1. 限局期濾胞性リンパ腫患者では放射線治療単独で約50%の人に約10年の無増悪生存が期待できる(推奨度1)
  1. 進行期濾胞性リンパ腫患者では、すぐに治療を開始した場合と、進行を認めてから治療を開始した場合と、生命予後において変わりないという報告より、注意深い経過観察のもとに、治療開始を延期することも考慮されるべきである。特に70歳以上の高齢者では推奨される(推奨度1)
  1. 未治療進行期濾胞性リンパ腫患者の標準治療としては化学療法単独よりも、抗CD20抗体(リツキシマブ)を併用したもののほうが、生存期間を延長する(推奨度1)
  1. 濾胞性リンパ腫など、低悪性度リンパ腫ではR-CHOP療法以外にリツキシマブとベンダムスチン併用療法が初発での治療選択肢になり得る(推奨度1)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、濾胞性リンパ腫の初発時での治療選択肢、マントル細胞リンパ腫・小リンパ球性リンパ腫・末梢性T細胞リンパ腫の再発時の治療についてエビデンスを追記した。
  1. マントル細胞リンパ腫では、その後の長期観察結果により全生存での優位性を示すエビデンスを追加した。
  1. 治療抵抗性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の再発時の治療オプションとしてCAR-T細胞療法のエビデンスも追記した。
  1. WHO分類の改訂版(42017年)により病名の追加・修正を行った。

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