非ホジキンリンパ腫 :トップ    
監修: 木崎昌弘 埼玉医科大学総合医療センター
渡辺隆 三重大学大学院医学系研究科 遺伝子・免疫細胞治療学

概要

疾患のまとめ:  >詳細情報 
  1. 非ホジキンリンパ腫はWHO分類にみられるように多くの病型が存在するので、適切な検体を用いて病理診断を確定することが重要である。同時に全身検索により病期を決定し、適切な治療方針を立てる必要がある。
  1. 悪性リンパ腫の全悪性腫瘍死亡に占める割合は2.6%であるが増加傾向にある。
  1. 全悪性リンパ腫の約95%を非ホジキンリンパ腫(NHL)が占める。
  1. 非ホジキンリンパ腫は「B細胞腫瘍」と「T/NK細胞腫瘍」に大別され、B細胞リンパ腫が悪性リンパ腫の7割(後者はNHLの25%)を占める。びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)は、NHLの約30~45%を占め、限局期はNHL全体の7~15%を、節外性MALTリンパ腫は9%を占める。
 
診断: >詳細情報 
  1. 診断の確定にはリンパ節や節外臓器病変部の病理「組織」診断が可能な「生検」が必須である。
  1. 悪性リンパ腫の病理診断にはWHO分類が用いられる。
  1. これには細胞形態のみならず、免疫学的表現型、染色体・遺伝子検査情報、腫瘍発生部位、ウイルス学的所見などの情報が必要で、生検材料もこれに沿って処理を行う必要がある。
  1. 悪性リンパ腫のWHO分類4版(2008):アルゴリズム
 
鑑別疾患:
  1. 下記の疾患が鑑別になることがある。
  1. 急性感染症に伴うリンパ節腫脹
  1. 固形癌
  1. EBV初感染による伝染性単核球症であることがある。
  1. サイトメガロウイルス
  1. 膠原病
  1. 結核など
 
ステージングの方法: >詳細情報 
  1. 病変部位はCTによる評価を原則とし、リンパ節病変を「節性」、リンパ節外病変を「節外性」病変※に分けて考え、節性病変の広がりと節外…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

病期・予後予測・化学療法に耐え得る臓器機能のための評価例
  1. 悪性リンパ節は、リンパ組織のみならずさまざまな臓器に病変が及ぶ全身性の疾患である。
  1. 病変部位はCTによる評価を原則とし、リンパ節病変を「節性」、リンパ節外病変を「節外性」病変に分けて考え、節性病変の広がりと節外性病変の有無により病期・予後が規定される。
  1. 化学療法に耐えられる(または耐えられ得る)臓器機能かを評価する。
○ 全身の状態の評価目的で、ルーチンで、1)2)3)4)を行う。可能な限り5)6)7)を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

濾胞性リンパ腫の治療フローチャート
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療フローチャート
MALTリンパ腫
ホジキンリンパ腫の病期
悪性リンパ腫のWHO分類4版(2008)
著者校正/監修レビュー済
2017/07/31


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