大動脈弁狭窄症 :トップ    
監修: 伊藤浩 岡山大学循環器内科
吉田千佳子 増山 理 兵庫医科大学 循環器内科

概要

疾患のポイント:
  1. 大動脈弁狭窄症(AS)とは、大動脈弁が狭窄することにより、収縮期駆出性雑音、遅脈、労作時呼吸困難、息切れ、全身倦怠感、下肢浮腫、起坐呼吸、夜間発作性呼吸困難――などの心不全症状、狭心症状、意識消失発作、心電図での左室肥大を来す疾患である。
  1. ASの原因として退行変性(老人性)、二尖弁、リウマチなどの炎症性が挙げられる。Mayo Clinicでの外科切除標本によるASの原因検索では、退行変性51%・石灰化した先天性二尖弁36%・リウマチによると考えられる炎症性変化が9%であった(1993年)。今後、退行変性によるものが一層増えることが予想される。
 
診断: >詳細情報 
  1. 収縮期駆出性雑音、労作時呼吸困難、倦怠感、下腿浮腫などの症状で本症を疑い、心エコー検査で診断を確定する。 >詳細情報 
  1. 大動脈弁狭窄症(AS)の胸骨左縁左室短軸像(大動脈弁レベル):<図表>
  1. ASの胸骨左縁左室短軸像動画(大動脈弁レベル):<動画>
 
重症度・予後: >詳細情報 
  1. 重症度により治療方針が異なる。心エコー検査にて、重症度を判定する。 >詳細情報 
  1. 大動脈弁狭窄の重症度評価:<図表>
  1. 症状が出現すれば予後不良である。狭心症状が出現してからの平均余命は5年、失神では3年、心不全では2年とされている。 >詳細情報 

治療: …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

無症候性大動脈弁狭窄症の初診時の検査例
  1. 初診時は症状の問診と並行して、臓器障害の有無と、心エコーによる重症度評価を行う(疾患を診断する参照: >詳細情報 )
  1. 症状が出現すれば予後不良である。狭心症状が出現してからの平均余命は5年、失神では3年、心不全では2年とされている。 エビデンス 
○ 重症度、臓器障害の評価のため、下記の検査を考慮する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
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(詳細はこちらを参照)

ASのステージ分類
ASの管理計画
手術(AVR)適応
心雑音の指針
大動脈弁狭窄の重症度評価
大動脈弁狭窄症(AS)の胸骨左縁左室短軸像(大動脈弁レベル)
ASの弁写真
著者校正/監修レビュー済
2018/02/28


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