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帯状疱疹後神経痛

著者: 篠原 浩 京都大学大学院医学研究科 臨床病態検査学/京都市立病院 感染症内科(非常勤)

監修: 山本舜悟 京都市立病院 感染症科/京都大学 医療疫学(非常勤講師) 

著者校正/監修レビュー済:2019/10/26
参考ガイドライン:
  1. 準拠ガイドライン:
  1. Neuropathic pain — pharmacological management: the pharmacological management of neuropathic pain in adults in non-specialist settings. London: National Institute for Health and Care Excellence, 2013 (http://guidance.nice.org.uk/CG173)
  1. Attal N, Cruccu G, Baron R, et al. EFNS guidelines on the pharmacological treatment of neuropathic pain: 2010 revision. Eur J Neurol. 2010;17:1113-23.
  1. 神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン (改訂第2版)
  1. ガイドラインの体裁ではないが、エビデンスに基づくマネジメントの推奨を与えるもの:
  1. Dworkin RH, O’Connor AB, Audette J, et al. Recommendations for the pharmacological management of neuropathic pain: an overview and literature update. Mayo Clin Proc 2010;85:Suppl:S3-S14.
  1. Dooling KL, Guo A, Patel M, et al. Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices for Use of Herpes Zoster Vaccines. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2018;67:103-8.

概要・推奨  

  1. 三環系抗うつ薬・ガバペンチン・プレガバリンはいずれもRCTで有効性が証明された薬剤であり、帯状疱疹後神経痛の患者においては使用を考慮する(推奨度2)。
  1. 帯状疱疹後神経痛の長期にわたる重篤な痛みは、オピオイド系鎮痛薬を必要とすることも少なくない。副作用のコントロールや有害事象に注意しつつ使用する(推奨度2)。
  1. 弱毒生水痘ワクチンもしくは組換え帯状疱疹ワクチンの接種により、帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の頻度はともに低下することが証明されている。特に、帯状疱疹後神経痛の発症率も67~90%低下させる(推奨度1)。
  1. カプサイシン軟膏・リドカイン軟膏はともに治療に難渋する帯状疱疹後神経痛の治療に有用である可能性が示唆されているが、市販製剤がないため経験のある薬局での調剤を必要とする。他の薬剤を用いても治療に難渋する場合、考慮してもよい(推奨度2)。
  1. メチルプレドニゾロン髄注は、比較的小規模の比較対照試験において痛みを緩和することが示されているが、侵襲性の高い治療でもあり経験のある専門家に相談したうえで、他の治療に抵抗性の重症患者に限定して使用することが勧められる(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、新規に国内承認された組換え帯状疱疹ワクチン及び、50歳以上で帯状疱疹予防目的の適応が追加された弱毒生水痘ワクチンについて加筆修正を行った。


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