- 概要・推奨
- まとめ
- 各論
- 鑑別疾患
- ガイドライン
- 症例検索
- エビデンス
- 文献
-
図表
- 急性喉頭蓋炎による喉頭浮腫
- 気管挿管後の気胸X線写真
- OPA(口咽頭エアウェイ)
- NPA(鼻咽頭エアウェイ)
- ラリンゲアルマスク(LMA)の挿入法
- 輪状甲状靱帯切開の手技
- 呼気CO2モニターによる気管挿管の確認
- 頭部後屈-顎先挙上法
- Cormack分類
- 万国共通の窒息のサイン
- 乳児の異物による気道閉塞(FBAO)の解...
- 成人、小児、乳児の補助呼吸
- 輪状軟骨圧迫法(Sellick法)
- 下顎挙上法
- ビデオ硬性挿管用喉頭鏡(Glide Sc...
- ラリンゲアルマスクのサイズ
- 気道確保困難症のアルゴリズム
- RSIプロトコール
- 異物以外の原因による気道閉塞患者への対応
- モチによる窒息患者の胸部CT写真
-
評価・治療例(詳細)
- 関連する臨床レビュー
個人契約のトライアルまたはお申込みで全コンテンツが閲覧可能
疾患、症状、薬剤名、検査情報から初診やフォローアップ時の治療例まで。
1,400名の専門医による経験と根拠に基づく豊富な診療情報が、今日の臨床サポート1つで確認できます。
まずは15日間無料トライアル
概要・推奨
症状のポイント:- 呼吸が停止しており、意識も反応もない心肺停止状態の患者に人工呼吸が必要であることは当然であるが、自発呼吸があっても明らかに酸素化と換気が不十分な患者に対しても人工呼吸が必要である。
- 迅速な治療を開始しながら、呼吸停止の原因として、下記の状態を評価する。
- A(Airway)の異常(気道異物・狭窄、顔面外傷など)
- B(Breathing)の異常(低酸素血症、気管支喘息重責発作、胸部外傷など)
- C(Circulation)の異常(心肺停止、各種ショックなど)
- D(Dysfunction of CNS)の異常(各種意識障害)
気道の確保の手順:- 傷病者の反応と自発呼吸の確認: >詳細情報
- 気道確保: >詳細情報
- 基本的な気道確保法は、下あごを前方に動かして頭部を傾ける「頭部後屈-あご先挙上法」で行う。<図表>
- 頚椎損傷の疑いがある外傷患者の場合は、頭部を後屈させずに「下顎挙上法」を行う。<図表>
- バッグマスク換気: >詳細情報
- バッグマスク換気は、高度な気道確保器具を使用せずに補助換気を行うことが可能であり、医療従事者は使用法に慣れていることが必要である。
…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
■成人の気管挿管(心肺停止でない場合)における薬剤投与例
- 心肺停止状態であれば、薬剤投与は不要である。
- バッグマスクによる補助換気に引き続き実施する。
- 気管挿管後は通常、人工呼吸管理が必要になり、さらに週程度の長期間の人工呼吸を要する場合は気管切開が必要になる。
- 時間が許せば、これら一連のことを患者本人または家族に事前に説明しておくことが望ましい。
- 静脈路確保、心電図モニター、酸素飽和度、血圧測定を実施
- ドルミカム[10mg] 5~10mg 静脈内投与
- または、1%ディプリバン注[500mg] 50~100mg 静脈内投与
- 続いて、エスラックス[50mg] 25~50mg(0.6~1mg/kg) 静脈内投与
- または、ベクロニウム[10mg] 5~10mg(0.1mg/kg) 静脈内投与
○ 成人の気管挿管における薬剤投与は、鎮静薬( 2)または3) )に続いて、筋弛緩薬( 4)または5))を投与することが推奨される。
症状のポイント:
- 呼吸が停止しており、意識も反応もない心肺停止状態の患者に人工呼吸が必要であることは当然であるが、自発呼吸があっても明らかに酸素化と換気が不十分な患者に対しても人工呼吸が必要である。
- 迅速な治療を開始しながら、呼吸停止の原因として、下記の状態を評価する。
- A(Airway)の異常(気道異物・狭窄、顔面外傷など)
- B(Breathing)の異常(低酸素血症、気管支喘息重責発作、胸部外傷など)
- C(Circulation)の異常(心肺停止、各種ショックなど)
- D(Dysfunction of CNS)の異常(各種意識障害)
気道の確保の手順:
- 傷病者の反応と自発呼吸の確認: >詳細情報
- 気道確保: >詳細情報
- 基本的な気道確保法は、下あごを前方に動かして頭部を傾ける「頭部後屈-あご先挙上法」で行う。<図表>
- 頚椎損傷の疑いがある外傷患者の場合は、頭部を後屈させずに「下顎挙上法」を行う。<図表>
- バッグマスク換気: >詳細情報
- バッグマスク換気は、高度な気道確保器具を使用せずに補助換気を行うことが可能であり、医療従事者は使用法に慣れていることが必要である。
- …
■成人の気管挿管(心肺停止でない場合)における薬剤投与例
■
成人の気管挿管(心肺停止でない場合)における薬剤投与例
- 心肺停止状態であれば、薬剤投与は不要である。
- バッグマスクによる補助換気に引き続き実施する。
- 気管挿管後は通常、人工呼吸管理が必要になり、さらに週程度の長期間の人工呼吸を要する場合は気管切開が必要になる。
- 時間が許せば、これら一連のことを患者本人または家族に事前に説明しておくことが望ましい。
- 静脈路確保、心電図モニター、酸素飽和度、血圧測定を実施
- ドルミカム[10mg] 5~10mg 静脈内投与
- または、1%ディプリバン注[500mg] 50~100mg 静脈内投与
- 続いて、エスラックス[50mg] 25~50mg(0.6~1mg/kg) 静脈内投与
- または、ベクロニウム[10mg] 5~10mg(0.1mg/kg) 静脈内投与
○ 成人の気管挿管における薬剤投与は、鎮静薬( 2)または3) )に続いて、筋弛緩薬( 4)または5))を投与することが推奨される。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
(詳細はこちらを参照)
エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
