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脳梗塞

著者: 井口保之 東京慈恵会医科大学 脳神経内科

著者: 三村秀毅 東京慈恵会医科大学 脳神経内科

監修: 内山真一郎 国際医療福祉大学臨床医学研究センター

著者校正済:2020/04/22
現在監修レビュー中

参考ガイドライン:
  1. 日本脳卒中学会、脳卒中ガイドライン2015「追補2019」委員会:脳卒中ガイドライン2015「追補2019」
  1. 日本脳卒中学会、日本循環器学会、日本心血管インターベンション治療学会:潜因性脳梗塞に対する経皮的卵円孔開存閉鎖術の手引き
  1. 日本脳卒中学会、脳卒中医療向上・社会保険委員会、静注血栓溶解療法指針改訂部会:静注血栓溶解(rt-PA)療法 適正治療指針 第三版
  1. 日本脳卒中学会、日本脳神経外科学会、日本脳神経血管内治療学会:経皮経管的脳血栓回収用機器 適正使用指針 第3版
  1. 日本脳卒中学会、脳卒中医療向上・社会保険委員会、潜因性脳梗塞患者診断手引き作成部会:植込み型心電図記録計の適応となり得る潜因性脳梗塞患者の診断の手引き

概要・推奨  

  1. rt-PA(アルテプラーゼ)の静脈内投与は発症から4.5時間以内に治療可能な虚血性脳血管障害では慎重に適応判断された患者に対して強く推奨されている(推奨度1)。
  1. アスピリン160~300mg/日の経口投与は、発症早期(48時間以内)の脳梗塞患者の治療法として推奨される(推奨度1)。
  1. 廃用症候群を予防し、早期のADL向上と社会復帰を図るために、十分なリスク管理のもとに発症後できるだけ早期から積極的なリハビリテーションを行うことは強く奨められる(推奨度1)。
  1. 弁膜症を伴わない心房細動(NVAF)を持つ脳梗塞患者の再発予防にはワルファリンカリウムが有効であり、一般にINR 2.0~3.0の範囲でコントロールすることが推奨される(推奨度1)。
  1. 70%以上の症候性頸動脈高度狭窄では、抗血小板療法を含む最良の内科的治療に加えて、手術および周術期管理に熟達した術者と施設において頸動脈内膜剥離術(carotid endarterectomy、CEA)を行うことが推奨される(推奨度1)。
  1. 非心原性脳梗塞の再発予防には、抗血小板薬の投与が推奨され、アスピリン75~150mg/日、クロピドグレル75mg/日、シロスタゾール200mg/日、チクロピジン200mg/日のいずれかを選択する(推奨度1)。
  1. 脳梗塞の再発予防では、降圧療法が推奨される(推奨度1)。
  1. 弁膜症を伴わない心房細動を持つ脳梗塞患者の再発予防として、新規の抗凝固薬であるダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバン、エドキサバンはワルファリンカリウムと同等の有効性と安全性を示しており、ワルファリンカリウムの代替薬として使用することができる(推奨度1)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 経皮経管的脳血栓回収用機器の進歩、直接作用型経口抗凝固薬の普及、抗血小板薬多剤併用のエビデンス、など新たな治療の選択肢が増えた急性期治療について改訂した。
  1. 潜因性脳梗塞の診断や治療について、最新の知見を追加した。


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