平成30年度 診療報酬点数 医科第2章 特掲診療料第1部 医学管理等 > B001-2-9 地域包括診療料(月1回)

B001-2-9 地域包括診療料(月1回)

  1.   1 地域包括診療料1
    1,560点
  2.   2 地域包括診療料2
    1,503点

1 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等 に届け出た保険医療機関(許可病床数が200床未満の病院又は診療所に限る。)に おいて、脂質異常症、高血圧症、糖尿病又は認知症のうち2以上の疾患を有する 入院中の患者以外の患者に対して、当該患者の同意を得て、療養上必要な指導及 び診療を行った場合(初診の日を除く。)に、当該基準に係る区分に従い、それ ぞれ患者1人につき月1回に限り算定する。

2 地域包括診療を受けている患者に対して行った注3に規定する加算、区分番号 A001に掲げる再診料の注5から注7まで及び注16に規定する加算、区分番号 B001-2-2に掲げる地域連携小児夜間・休日診療料、区分番号B010に 掲げる診療情報提供料(Ⅱ)、第2章第2部在宅医療(区分番号C001に掲げる在 宅患者訪問診療料(Ⅰ)、区分番号C001-2に掲げる在宅患者訪問診療料(Ⅱ)、区 分番号C002に掲げる在宅時医学総合管理料及び区分番号C002-2に掲げ る施設入居時等医学総合管理料を除く。)並びに第5部投薬(区分番号F100 に掲げる処方料及び区分番号F400に掲げる処方箋料を除く。)を除く費用は、 地域包括診療料に含まれるものとする。ただし、患者の病状の急性増悪時に実施 した検査、画像診断及び処置に係る費用は、所定点数が550点未満のものに限り、 当該診療料に含まれるものとする。

3 他の保険医療機関に入院した患者又は介護老人保健施設に入所した患者につい て、当該他の保険医療機関又は介護老人保健施設と連携して薬剤の服用状況や薬剤服用歴に関する情報共有等を行うとともに、当該他の保険医療機関又は介護老 人保健施設において処方した薬剤の種類数が減少した場合であって、退院後又は 退所後1月以内に当該他の保険医療機関又は介護老人保健施設から入院中又は入 所中の処方内容について情報提供を受けた場合には、薬剤適正使用連携加算とし て、退院日又は退所日の属する月から起算して2月目までに1回に限り、30点を 所定点数に加算する。

通知

(1) 地域包括診療料は、外来の機能分化の観点から、主治医機能を持った中小病院及び診療 所の医師が、複数の慢性疾患を有する患者に対し、患者の同意を得た上で、継続的かつ全 人的な医療を行うことについて評価したものであり、初診時や訪問診療時(往診を含む。)は算定できない。なお、地域包括診療料と区分番号「A001」再診料の「注 12」地域 包括診療加算はどちらか一方に限り届出することができる。

(2) 地域包括診療料の対象患者は、高血圧症、糖尿病、脂質異常症及び認知症の4疾病のう ち、2つ以上(疑いは除く。)を有する者である。なお、当該医療機関で診療を行う対象 疾病(上記4疾病のうち2つ)と重複しない疾病を対象とする場合に限り、他医療機関で も当該診療料、区分番号「A001」再診料の「注 12」地域包括診療加算、同「注 13」認 知症地域包括診療加算又は区分番号「B001-2-10」認知症地域包括診療料を算定可 能である。

(3) 当該患者を診療する担当医を決めること。担当医は、慢性疾患の指導に係る適切な研修 を修了した医師とし、担当医により指導及び診療を行った場合に当該診療料を算定する。

(4) 当該患者に対し、以下の指導、服薬管理等を行うこと。

ア 患者の同意を得て、計画的な医学管理の下に療養上必要な指導及び診療を行うこと。

イ 他の保険医療機関と連携の上、患者が受診している医療機関を全て把握するととも に、当該患者に処方されている医薬品を全て管理し、診療録に記載すること。必要に応 じ、担当医の指示を受けた看護師、准看護師等が情報の把握を行うことも可能であるこ と。

ウ 当該患者について、原則として院内処方を行うこと。ただし、エ及びオの場合に限り 院外処方を可能とする。

エ 病院において、患者の同意が得られた場合は、以下の全てを満たす薬局に対して院外 処方を行うことを可能とする。

(イ) 24 時間開局している薬局であること。なお、24 時間開局している薬局のリストを 患者に説明した上で患者が選定した薬局であること。

(ロ) 当該患者がかかっている医療機関を全て把握した上で、薬剤服用歴を一元的かつ 継続的に管理し、投薬期間中の服薬状況等を確認及び適切な指導を行い、当該患者 の服薬に関する情報を医療機関に提供している薬局であること。

(ハ) 病院において院外処方を行う場合は、以下の通りとする。

① 当該患者が受診している医療機関のリスト及び当該患者が当該診療料を算定し ている旨を、処方箋に添付して患者に渡すことにより、当該薬局に対して情報提 供を行うこと。

② 患者に対して、当該医療機関を受診時に、薬局若しくは当該医療機関が発行す るお薬手帳を持参させること。また、当該患者の院外処方を担当する保険薬局か ら文書で情報提供を受けることでもよい。なお、保険薬局から文書で情報提供を 受けた場合も、当該患者に対し、事後的にお薬手帳の提示に協力を求めることが 望ましい。

③ また、診療録にお薬手帳のコピー若しくは保険薬局からの文書のコピーを貼付 すること、又は、当該点数の算定時の投薬内容について診療録に記載すること。

オ 診療所において、院外処方を行う場合は、以下のとおりとする。

(イ) 調剤について 24 時間対応できる体制を整えている薬局(以下「連携薬局」という。)と連携していること。

(ロ) 原則として、院外処方を行う場合は連携薬局にて処方を行うこととするが、患者の 同意がある場合に限り、その他の薬局での処方も可能とする。その場合、当該患者に 対して、時間外においても対応できる薬局のリストを文書により提供し、説明するこ と。

(ハ) 当該患者が受診している医療機関のリスト及び当該患者が当該診療料を算定して いる旨を、処方箋に添付して患者に渡すことにより、当該薬局に対して情報提供を行 うこと。

(ニ) 患者に対して、当該医療機関を受診時に、薬局若しくは当該医療機関が発行する お薬手帳を持参させること。また、当該患者の院外処方を担当する保険薬局から文 書で情報提供を受けることでもよい。なお、保険薬局から文書で情報提供を受けた 場合も、当該患者に対し、事後的にお薬手帳の提示に協力を求めることが望ましい。

(ホ) また、診療録にお薬手帳のコピー若しくは保険薬局からの文書のコピーを貼付すること、又は、当該点数の算定時の投薬内容について診療録に記載すること。

カ 標榜診療時間外の電話等による問い合わせに対応可能な体制を有し、連絡先について 情報提供するとともに、患者又は患者の家族等から連絡を受けた場合には、受診の指示 等、速やかに必要な対応を行うこと。

キ 当該患者について、当該医療機関で検査(院外に委託した場合を含む。)を行うこ と。

ク 健康診断や検診の受診勧奨を行い、その結果等を診療録に記載するとともに、患者に 提供し、評価結果をもとに患者の健康状態を管理すること。

ケ 必要に応じ、要介護認定に係る主治医意見書を作成すること。

コ 患者の同意について、当該診療料の初回算定時に、別紙様式 48 を参考に、当該患者の 署名付の同意書を作成し、診療録に添付すること。ただし、直近 1 年間に4回以上の受 診歴を有する患者については、別紙様式 48 を参考に診療の要点を説明していれば、同意 の手続きは省略して差し支えない。

サ 当該診療料を算定する場合は、投薬の部に掲げる「7種類以上の内服薬の投薬を行う 場合」の規定は適用しないものであること。

シ 認知症の患者に対し当該診療料を算定する場合であって、当該患者の病状から、患者 への説明及び患者の同意について、患者の家族等への説明及び当該患者の家族等による 同意による方が適切と考えられる場合には、当該部分について「患者」を「患者の家族 等」と読み替えるものとする。

(5) 当該医療機関において、院内掲示により以下の対応が可能なことを周知し、患者の求め があった場合に適切に対応すること。

ア 健康相談を行っていること。

イ 介護保険に係る相談を行っていること。

(6) 地域包括診療料を算定する医療機関においては、往診又は訪問診療を提供可能であるこ と。往診又は訪問診療の対象の患者には、24 時間対応可能な夜間の連絡先を提供し、患者 又は患者の家族等から連絡を受けた場合には、往診、外来受診の指示等、速やかに必要な 対応を行うこと。「特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについ て」(平成 30 年3月5日保医発 0305 第3号)の第9在宅療養支援診療所の施設基準の1 の(1)に規定する在宅療養支援診療所以外の在宅療養支援診療所においては、連絡を受け て行う往診又は外来診療の体制について、連携する他の保険医療機関とともに行うことも 可能であること。

(7) 抗菌薬の適正な使用を推進するため、「抗微生物薬適正使用の手引き」(厚生労働省健 康局結核感染症課)を参考に、抗菌薬の適正な使用の普及啓発に資する取組を行っている こと。

(8) 「注3」の薬剤適正使用連携加算については、区分番号「A001」再診料の「注 14」 に規定する薬剤適正使用連携加算の例によること。

(公開日:2018/04/01)
第1部 医学管理等
  1. B000 特定疾患療養管理料
  1. B001 特定疾患治療管理料
  1. B001 1 ウイルス疾患指導料
  1. B001 2 特定薬剤治療管理料
  1. B001 3 悪性腫瘍特異物質治療管理料
  1. B001 4 小児特定疾患カウンセリング料
  1. B001 5 小児科療養指導料
  1. B001 6 てんかん指導料
  1. B001 7 難病外来指導管理料
  1. B001 8 皮膚科特定疾患指導管理料
  1. B001 9 外来栄養食事指導料
  1. B001 10 入院栄養食事指導料(週1回)
  1. B001 11 集団栄養食事指導料 80点
  1. B001 12 心臓ペースメーカー指導管理料
  1. B001 13 在宅療養指導料 170点
  1. B001 14 高度難聴指導管理料
  1. B001 15 慢性維持透析患者外来医学管理料
  1. B001 16 喘息治療管理料
  1. B001 17 慢性疼痛疾患管理料
  1. B001 18 小児悪性腫瘍患者指導管理料
  1. B001 19 削除
  1. B001 20 糖尿病合併症管理料
  1. B001 21 耳鼻咽喉科特定疾患指導管理料
  1. B001 22 がん性疼痛緩和指導管理料
  1. B001 23 がん患者指導管理料
  1. B001 24 外来緩和ケア管理料
  1. B001 25 移植後患者指導管理料
  1. B001 26 植込型輸液ポンプ持続注入療法指導管理料
  1. B001 27 糖尿病透析予防指導管理料
  1. B001 28 小児運動器疾患指導管理料
  1. B001 29 乳腺炎重症化予防ケア・指導料
  1. B001-2 小児科外来診療料(1日につき)
  1. B001-2-2 地域連携小児夜間・休日診療料
  1. B001-2-3 乳幼児育児栄養指導料
  1. B001-2-4 地域連携夜間・休日診療料
  1. B001-2-5 院内トリアージ実施料
  1. B001-2-6 夜間休日救急搬送医学管理料
  1. B001-2-7 外来リハビリテーション診療料
  1. B001-2-8 外来放射線照射診療料
  1. B001-2-9 地域包括診療料(月1回)
  1. B001-2-10 認知症地域包括診療料(月1回)
  1. B001-2-11 小児かかりつけ診療料(1日につき)
  1. B001-3 生活習慣病管理料
  1. B001-3-2 ニコチン依存症管理料
  1. B001-4 手術前医学管理料
  1. B001-5 手術後医学管理料(1日につき)
  1. B001-6 肺血栓塞栓症予防管理料
  1. B001-7 リンパ浮腫指導管理料
  1. B001-8 臍ヘルニア圧迫指導管理料
  1. B001-9 療養・就労両立支援指導料
  1. B002 開放型病院共同指導料(Ⅰ)
  1. B003 開放型病院共同指導料(Ⅱ)
  1. B004 退院時共同指導料1
  1. B005 退院時共同指導料2
  1. B005-1-2 介護支援等連携指導料
  1. B005-1-3 介護保険リハビリテーション移行支援料
  1. B005-2 削除
  1. B005-4 ハイリスク妊産婦共同管理料(Ⅰ)
  1. B005-5 ハイリスク妊産婦共同管理料(Ⅱ)
  1. B005-6 がん治療連携計画策定料
  1. B005-6-2 がん治療連携指導料
  1. B005-6-3 がん治療連携管理料
  1. B005-6-4 外来がん患者在宅連携指導料
  1. B005-7 認知症専門診断管理料
  1. B005-7-2 認知症療養指導料
  1. B005-7-3 認知症サポート指導料
  1. B005-8 肝炎インターフェロン治療計画料
  1. B005-9 排尿自立指導料
  1. B005-10 ハイリスク妊産婦連携指導料1
  1. B005-10-2 ハイリスク妊産婦連携指導料2
  1. B006 救急救命管理料
  1. B006-2 削除
  1. B006-3 退院時リハビリテーション指導料
  1. B007 退院前訪問指導料
  1. B007-2 退院後訪問指導料
  1. B008 薬剤管理指導料
  1. B008-2 薬剤総合評価調整管理料
  1. B009 診療情報提供料(Ⅰ)
  1. B009-2 電子的診療情報評価料
  1. B010 診療情報提供料(Ⅱ)
  1. B010-2 診療情報連携共有料
  1. B011 削除
  1. B011-3 薬剤情報提供料
  1. B011-4 医療機器安全管理料
  1. B012 傷病手当金意見書交付料
  1. B013 療養費同意書交付料
  1. B014 退院時薬剤情報管理指導料
  1. B015 削除