平成30年度 診療報酬点数 医科第2章 特掲診療料第1部 医学管理等 > B001 23 がん患者指導管理料

B001 23 がん患者指導管理料

  1.   イ 医師が看護師と共同して診療方針等について話し合い、その内容を文書等によ り提供した場合
    500点
  2.   ロ 医師又は看護師が心理的不安を軽減するための面接を行った場合
    200点
  3.   ハ 医師又は薬剤師が抗悪性腫瘍剤の投薬又は注射の必要性等について文書により 説明を行った場合
    200点

1 イについては、別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとし て地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、がんと診断された患者で あって継続して治療を行うものに対して、当該患者の同意を得て、当該保険医 療機関の保険医が看護師と共同して、診療方針等について十分に話し合い、そ の内容を文書等により提供した場合に、患者1人につき1回(当該患者につい て区分番号B005-6に掲げるがん治療連携計画策定料を算定した保険医療 機関及び区分番号B005-6-2に掲げるがん治療連携指導料を算定した保 険医療機関が、それぞれ当該指導管理を実施した場合には、それぞれの保険医 療機関において、患者1人につき1回)に限り算定する。

2 ロについては、別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとし て地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、がんと診断された患者で あって継続して治療を行うものに対して、当該患者の同意を得て、当該保険医 療機関の保険医又は当該保険医の指示に基づき看護師が、患者の心理的不安を 軽減するための面接を行った場合に、患者1人につき6回に限り算定する。

3 ハについては、別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとし て地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、がんと診断された患者で あって継続して抗悪性腫瘍剤の投薬又は注射を受けているものに対して、当該 患者の同意を得て、当該保険医療機関の保険医又は当該保険医の指示に基づき 薬剤師が、投薬又は注射の前後にその必要性等について文書により説明を行っ た場合に、患者1人につき6回に限り算定する。

4 ロについて、区分番号A226-2に掲げる緩和ケア診療加算、区分番号B001の18に掲げる小児悪性腫瘍患者指導管理料、区分番号B001の22に掲げるがん性疼痛緩和指導管理料又は区分番号B001の24に掲げる外来緩和ケア管理料は、別に算定できない。

5 ハについて、区分番号B001の18に掲げる小児悪性腫瘍患者指導管理料、 区分番号B008に掲げる薬剤管理指導料、区分番号F100に掲げる処方料 の注7に規定する加算又は区分番号F400に掲げる処方箋料の注6に規定す る加算は、別に算定できない。

通知

23 がん患者指導管理料

(1) がん患者指導管理料イ

ア 悪性腫瘍と診断された患者に対して、患者の心理状態に十分配慮された環境で、が ん診療の経験を有する医師及びがん患者の看護に従事した経験を有する専任の看護師 が適宜必要に応じてその他の職種と共同して、診断結果及び治療方法等について患者 が十分に理解し、納得した上で治療方針を選択できるように説明及び相談を行った場 合に算定する。

イ 当該患者について区分番号B005-6に掲げるがん治療連携計画策定料を算定し た保険医療機関及び区分番号B005-6-2に掲げるがん治療連携指導料を算定し た保険医療機関が、それぞれ当該カウンセリングを実施した場合には、それぞれの保 険医療機関において、患者1人につき1回算定できる。ただし、当該悪性腫瘍の診断 を確定した後に新たに診断された悪性腫瘍(転移性腫瘍及び再発性腫瘍を除く。)に 対して行った場合は別に算定できる。

ウ 指導内容等の要点を診療録又は看護記録に記載すること。

エ 患者の十分な理解が得られない場合又は患者の意思が確認できない場合は、算定の 対象とならない。また患者を除く家族等にのみ説明を行った場合は算定できない。

(2) がん患者指導管理料ロ

ア 悪性腫瘍と診断された患者に対して、患者の心理状態に十分配慮された環境で、が ん診療の経験を有する医師又はがん患者の看護に従事した経験を有する専任の看護師 が適宜必要に応じてその他の職種と共同して、身体症状及び精神症状の評価及び対応、病状、診療方針、診療計画、日常生活での注意点等の説明、患者の必要とする情 報の提供、意思決定支援、他部門との連絡及び調整等、患者の心理的不安を軽減する ための指導を実施した場合に算定する。なお、患者の理解に資するため、必要に応じ て文書を交付するなど、分かりやすく説明するよう努めること。

イ がん患者指導管理料ロの算定対象となる患者は、がんと診断された患者であって継 続して治療を行う者のうち、STAS-J(STAS日本語版)で2以上の項目が2 項目以上該当する者、又はDCS(Dicisional Conflict Scale)40点以上のもので あること。なお、STAS-Jについては日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団(以 下「ホスピス財団」という。)の「STAS-J(STAS日本語版)スコアリング マニュアル第3版」(ホスピス財団ホームページに掲載)に沿って評価を行うこと。

ウ 看護師が実施した場合は、アに加えて、指導を行った看護師が、当該患者の診療を 担当する医師に対して、患者の状態、指導内容等について情報提供等を行わなければ ならない。

エ 指導内容等の要点を診療録又は看護記録に記載すること。

オ 患者の十分な理解が得られない場合又は患者の意思が確認できない場合は、算定の対象とならない。また患者を除く家族等にのみ説明を行った場合は算定できない。

(3) がん患者指導管理料ハ

ア 悪性腫瘍と診断された患者のうち、抗悪性腫瘍剤を投薬又は注射されている者(予 定を含む。)に対して、患者の心理状態に十分配慮された環境で、がん診療の経験を 有する医師又は抗悪性腫瘍剤に係る業務に従事した経験を有する専任の薬剤師が適宜 必要に応じてその他の職種と共同して、抗悪性腫瘍剤の投薬若しくは注射の開始日前30日以内、又は投薬若しくは注射をしている期間に限り、薬剤の効能・効果、服用方法、投与計画、副作用の種類とその対策、日常生活での注意点、副作用に対応する薬 剤や医療用麻薬等の使い方、他の薬を服用している場合は薬物相互作用等について文 書により説明を行った場合に算定する。

イ 薬剤師が実施した場合は、アに加えて、指導を行った薬剤師が、抗悪性腫瘍剤によ る副作用の評価を行い、当該患者の診療を担当する医師に対して、指導内容、過去の 治療歴に関する患者情報(患者の投薬歴、副作用歴、アレルギー歴等)、抗悪性腫瘍 剤の副作用の有無、服薬状況、患者の不安の有無等について情報提供するとともに、 必要に応じて、副作用に対応する薬剤、医療用麻薬等又は抗悪性腫瘍剤の処方に関す る提案等を行わなければならない。

ウ 指導内容等の要点を診療録又は薬剤管理指導記録に記載すること。

エ 患者の十分な理解が得られない場合又は患者の意思が確認できない場合は、算定の 対象とならない。また患者を除く家族等にのみ説明を行った場合は算定できない。

(公開日:2018/04/01)
第1部 医学管理等
  1. B000 特定疾患療養管理料
  1. B001 特定疾患治療管理料
  1. B001 1 ウイルス疾患指導料
  1. B001 2 特定薬剤治療管理料
  1. B001 3 悪性腫瘍特異物質治療管理料
  1. B001 4 小児特定疾患カウンセリング料
  1. B001 5 小児科療養指導料
  1. B001 6 てんかん指導料
  1. B001 7 難病外来指導管理料
  1. B001 8 皮膚科特定疾患指導管理料
  1. B001 9 外来栄養食事指導料
  1. B001 10 入院栄養食事指導料(週1回)
  1. B001 11 集団栄養食事指導料 80点
  1. B001 12 心臓ペースメーカー指導管理料
  1. B001 13 在宅療養指導料 170点
  1. B001 14 高度難聴指導管理料
  1. B001 15 慢性維持透析患者外来医学管理料
  1. B001 16 喘息治療管理料
  1. B001 17 慢性疼痛疾患管理料
  1. B001 18 小児悪性腫瘍患者指導管理料
  1. B001 19 削除
  1. B001 20 糖尿病合併症管理料
  1. B001 21 耳鼻咽喉科特定疾患指導管理料
  1. B001 22 がん性疼痛緩和指導管理料
  1. B001 23 がん患者指導管理料
  1. B001 24 外来緩和ケア管理料
  1. B001 25 移植後患者指導管理料
  1. B001 26 植込型輸液ポンプ持続注入療法指導管理料
  1. B001 27 糖尿病透析予防指導管理料
  1. B001 28 小児運動器疾患指導管理料
  1. B001 29 乳腺炎重症化予防ケア・指導料
  1. B001-2 小児科外来診療料(1日につき)
  1. B001-2-2 地域連携小児夜間・休日診療料
  1. B001-2-3 乳幼児育児栄養指導料
  1. B001-2-4 地域連携夜間・休日診療料
  1. B001-2-5 院内トリアージ実施料
  1. B001-2-6 夜間休日救急搬送医学管理料
  1. B001-2-7 外来リハビリテーション診療料
  1. B001-2-8 外来放射線照射診療料
  1. B001-2-9 地域包括診療料(月1回)
  1. B001-2-10 認知症地域包括診療料(月1回)
  1. B001-2-11 小児かかりつけ診療料(1日につき)
  1. B001-3 生活習慣病管理料
  1. B001-3-2 ニコチン依存症管理料
  1. B001-4 手術前医学管理料
  1. B001-5 手術後医学管理料(1日につき)
  1. B001-6 肺血栓塞栓症予防管理料
  1. B001-7 リンパ浮腫指導管理料
  1. B001-8 臍ヘルニア圧迫指導管理料
  1. B001-9 療養・就労両立支援指導料
  1. B002 開放型病院共同指導料(Ⅰ)
  1. B003 開放型病院共同指導料(Ⅱ)
  1. B004 退院時共同指導料1
  1. B005 退院時共同指導料2
  1. B005-1-2 介護支援等連携指導料
  1. B005-1-3 介護保険リハビリテーション移行支援料
  1. B005-2 削除
  1. B005-4 ハイリスク妊産婦共同管理料(Ⅰ)
  1. B005-5 ハイリスク妊産婦共同管理料(Ⅱ)
  1. B005-6 がん治療連携計画策定料
  1. B005-6-2 がん治療連携指導料
  1. B005-6-3 がん治療連携管理料
  1. B005-6-4 外来がん患者在宅連携指導料
  1. B005-7 認知症専門診断管理料
  1. B005-7-2 認知症療養指導料
  1. B005-7-3 認知症サポート指導料
  1. B005-8 肝炎インターフェロン治療計画料
  1. B005-9 排尿自立指導料
  1. B005-10 ハイリスク妊産婦連携指導料1
  1. B005-10-2 ハイリスク妊産婦連携指導料2
  1. B006 救急救命管理料
  1. B006-2 削除
  1. B006-3 退院時リハビリテーション指導料
  1. B007 退院前訪問指導料
  1. B007-2 退院後訪問指導料
  1. B008 薬剤管理指導料
  1. B008-2 薬剤総合評価調整管理料
  1. B009 診療情報提供料(Ⅰ)
  1. B009-2 電子的診療情報評価料
  1. B010 診療情報提供料(Ⅱ)
  1. B010-2 診療情報連携共有料
  1. B011 削除
  1. B011-3 薬剤情報提供料
  1. B011-4 医療機器安全管理料
  1. B012 傷病手当金意見書交付料
  1. B013 療養費同意書交付料
  1. B014 退院時薬剤情報管理指導料
  1. B015 削除